ADHD 年齢による行動特徴について

ADHDの行動特徴は年齢や発達水準により見え方が様々です。下記に大体の年齢ごとの大まかな特徴について記します。

【就学前:3〜5歳】
いつもじっとしていない
危険を伴う行動
騒がしく、お友達の遊びの邪魔をする
攻撃的な行動(お友達を叩く、突き飛ばすなど)
過度にかんしゃくを起こす気質
好奇心が旺盛
あまり指示に従えない

【学童期:6〜12歳】
着席してじっとしているのが苦手
いつも体の一部が動いている、もしくは触っている
気が散りやすく、課題を続けるのが困難
我慢するのが苦手
出し抜けに答えたり、ゲームで自分の順番を待てない
朝の準備や出かける支度が苦手
大切な手紙を親や教師に渡し忘れる
宿題を順序立ててできず、やり遂げられない、不注意な間違いが多い
周りと比べやや幼い印象がある
授業中もぼんやりしていることが多い

【思春期:13〜18歳】
学校の課題を順序立てて遂行するのが苦手、最後までやり遂げられない
ほとんどの課題が期限を過ぎてしまう
多動というより落ち着きがない
部屋の掃除ができず物が散乱している
鞄の中の整理が出来ず教科書は全て教室の机の中に置いている
もしくは教科書全てを鞄の中に入れて持ち運んでいる
危険な行動に関わる
仲間関係が乏しくなる
自信が低くなる
先生や親、権威ある人物とのもめごと
学習面でついていきづらくなる

【青年成人期:19歳以上】
課題を順序立てて遂行するのが苦手、計画を立てられない
忘れやすい、物をなくす
部屋や身辺の整理が苦手
多数の仕事や人間関係に対応できない
時間の判断を誤る、遅刻が多い
沢山の企画を始めるが、ほとんど最後までやり遂げられない
気分の不安定さ、突然の怒り
度重なる転職
対人トラブルが増え、非難されることが多くなる
ギャンブルやゲームなど刺激を求めたり、それに嵌り大事な課題を先延ばしにする

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