一休みして、また歩き出す
回復への旅路をお供します
虐待の影響について
おはようございます。受付スタッフです。
最近、気になった一部の記事紹介です。
●児童虐待によって生じた社会的な経費や損失が、1年間で少なくとも 1兆6千億円にのぼる。心疾患や肺癌にかかるリスクが生涯で3倍にも高まり、寿命が20年縮まる。
●大量のストレスホルモンが脳の発育を遅らせる
幼児期に虐待ストレスを受け続けると、脳の中にある感情の中枢である扁桃体(へんとうたい)が異常に興奮し、副腎皮質にストレスホルモンを出すよう指令を出して、ストレスホルモンが過剰に放出され、脳にダメージを与える
アメリカのハーバード大学との共同研究でわかってきた事は
●感情をつかさどる前頭葉が小さくなり→自分のコントロールができなくなり、凶暴になったり、集中力が低下傾向。
●暴言虐待により聴覚野が変形し、聴こえや会話、コミュニケーションがうまくできにくくなる。
●両親間のDV・家庭内暴力を目撃すると、視覚野が小さくなり、他人の表情が分かりにくくなり、対人関係が上手くいかなくなる傾向があり。
脳の形が変わるのは、「外部からのストレスに耐えられるように情報量を減らす」脳の防衛反応と考えられている そうです。
幾つかの報告の一部ですが、虐待的な経験を繰り返すとその時だけの影響ではなく、その後生物学的な変化で社会適応に影響を与えるのでは?と考えられているようです。
虐待的な環境の中にいる人達が少しでも救われるにはどうしたらいいのか・・・、こういった科学的な研究報告は支援の理由付けになると思いますが、社会の中での問題解決には多くの問題が含まれており、難しいと感じるばかりです。
虐待による影響の研究と同時に、そこからどう回復していけるか?医学的、社会的な研究なんかもすすむと良いのかなーと思います。
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