🌹スタッフの徒然草🌹 ~旅のおすすめ インド~

おはようございます。受付スタッフです。

🌹スタッフの徒然草.🌹
印度は食中毒が多い為、一人旅は怖かった。
だから私は、アジア協会が主催する南印度の井戸掘りツアーに参加する事にした。
南印度のビジャプール村の住民達が、山羊や家畜の糞に汚染された水を飲まない様に井戸が必要らしい。

ツアー参加者は、24人。
1992年3月ボンベイ(今のムンバイ)空港に降り立つと、説明出来ない独特な臭いがする。
外気は50度。
日本から持参した体温計も次々と壊れる、もあっと暑い空気。
私達はビジャプール村の砂地にテントを張り、19日間滞在した。
井戸を掘る朝方以外の日中は、気温が高く、暑くて動けない。
参加者は、皆ゴロゴロと寝てばかりいた。

「ひぇぇぇっ。俺の靴下の中に蠍がぁっっ!!」
まだ暗い朝方、男子学生が叫んでいる。
傍にいた私達の専属印度人コックが、
「蠍に刺されたら、天国に行く。 失明するよ!」と目を閉じて、
両手を天に揺ら揺ら上げたジェスチャーで教えてくれた。
私はグロテスクな蠍が不気味でたまらない。

刺されたら、どうしよう?

恐怖で心臓がバクバクと鳴った。
が、蠍は砂地を走って逃げて行った。

 井戸掘りを終えて、観光に繰り出すと、道端に手足のない子供達がいた。
添乗員「あの子供達は、両親が手足を切ったんだよ!」
私「えぇっ?!何で?!」
「両親が貧しくて食べていけない為、子供の手足を切り、乞食にしてお恵みを頂戴して生活費に回しているんだ。」
私「えぇぇっ?!信じられない~
両親が自分の子供の手足を切るの?!」
それ程貧しくてどうにもならないって事か。・・・
ショックだった。町の到る所にボロ布を張った住居テントを見かける。

電車に乗ると、薄汚れたボロ服を着た子供達が客のいる座席を回り、
生活費を稼ぐ為に靴磨きや、歌を歌い、一生懸命に押し売りをし始める。
生きて行く為に子供達が学校にも行けず、信号待ちの乗用車の窓ふきをしていた。

若い私にとって、世界は広かった。

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