一休みして、また歩き出す
回復への旅路をお供します
★形と意味★
おはようございます。受付スタッフです。
★形と意味★
前回記事の追記です・・・。
屋根の違いは、ある箇所を見ると歴然とします。
それは、屋根の上にある「堅魚木または鰹木(かつぎ)」と両端で交叉している
「千木(ちぎ)」です。
・千木(ちぎ)・
写真の○印の部分を「千木」と言います。
「千木」には二種類あって、
上の写真では「千木」の先端が水平に切断されています。
それに対して下の写真では切断は垂直で、尖った先端が天を指してしています。
例えば、ゴシック建築は天を指すように高くそびえ、
ルネサンス建築は横に長く水平を表わして
この千木は古墳時代の家型埴輪にも用いられています。鰹木もあります。↓
「千木」を図にすると
・左の屋根の千木が水平に削がれて、右の屋根が垂直になっています。
鰹木の由来は、
古くは茅葺の茅が飛ばないように押えていたものが、後に権威付けのために太く大きく構築されたと言われています。
堅魚木(鰹木)の数は、奇数は陽数・偶数は陰数とされ、
それぞれ男神・女神の社に見られます。
◎ 奇数→陽数・・・男神
◎ 偶数→陰数・・・女神
奇数が陽、偶数が陰というのは陰陽の考え方によるもの。
鰹木の本数による上位下位について
古代ではその本数により上位下位が決められていたようです。
伊勢神宮(神明造)の本殿の鰹木の本数が10 本に対し、
その摂社などは本数が少ない;本数の多いほうが位が高い事を表わしています。
そして、社は神様の性別によって形が異なる場所があります。
通常は祀るのは内宮、外宮(もしくは内社、外社)となり、
男神と女神がペアとなっています。
ただし、現在見られる他の神社では千木や鰹木の無い社も多く、
これは仏教の影響とも言われて、
その場合、屋根の最上部の大棟部分の熨斗瓦(のしがわら)部に「菊の紋」や
「三つ巴紋」などが奇数・偶数枚留められている場合があります。
皆さんが参拝される神社の屋根をチェックしてみるのも
楽しいかもしれませんね ♪
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