相撲と茶の湯 ~続

おはようございます。受付スタッフです。

相撲と茶の湯のお話の続きです・・・。

土俵の上の屋根は、どのような様式になっているのでしょうか。

屋根で思い出したのが 《国技館・相撲》です。この形は「神明造」といい、伊勢神宮の「御神木(ごしんぼく)」で造られているそうです。

千木は外削ぎの男神で、鰹木は、奇数の 5 本で陽数=男神を表わしています。

正面は右側(北側)で天覧席(ロイヤル ボックス)が有り、これは「天子は南面す」に則っているのです。

また、屋根下の四隅の房の色は、手前が「緑」左が「赤」、奥が「白」、右が「黒」で、それぞれ方角を表わしています。

今は4色の房が下がり、四神の降臨を待ちます。

この房は五行により四方を守る四神(青=春=東=青龍)(朱=夏=南=朱雀)
(白=秋=西=白虎)(黒=冬=北=玄武)、土俵が(中央)黄色で大地を表わし、これで木火土金水の五行が構成されています。

そして行司が正面側(北)を向いて立ち、力士のいる所が東=陽(上写真手前)西=陰(同奥)になります。

●土俵
四角に固めた土の上にある丸い土俵も陰陽道の宇宙観「天円地方」、
丸は天を、四角は大地を表しています。(かつては四角い土俵もあったようです)

★この四神(東南西北・春夏秋冬)の考え方は、
茶室にも取り入れられています。

この房の部分は、 かつては柱が立ち屋根の形も異なり、江戸時代に柱は、全て朱色に塗られていたようで、神が降 りて来る目安として「白幣(しらひで)」 が取り付 けられていました 。

             ー【茶の湯たより】より抜粋ー
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