ストレスが身体(自律神経)に与える影響

脳の働きとして、外部環境の情報を取り入れ、生体内部の情報と合わせて情報を統合し、司令を出す働きがあります。ストレスには暑さ、寒さ、痛み、騒音、苦さ、欲求不満、人間関係の悩みなど多くの種類がありますが、そんなストレスを情報の一部として脳が取り入れ、そのストレスへの反応についての司令を出す訳です。思春期前後の子どもにとって、人間関係や勉強の悩み、両親との関係や自身の事など、これらの悩みが過剰となるとストレスとして脳に負担をかけます。大脳辺縁系を伝って、自律神経の中枢センターである視床下部に影響が及び、自律神経の働きが悪くなります。結果、眠れなくなったり、食欲がなくなったり、起立性調節障害(OD)の病態のように全身の循環調整が上手くいかず立ちくらみや午前中の体調不良がおこってしまいます。この様な状態が長引くと悩みが深まりイライラや不安が増強され、悪循環に陥いってしまうのです。

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