一休みして、また歩き出す
回復への旅路をお供します
働くひとのうつ
このページを開いた方は、毎日職場に行くのもやっとの体調で、困難な状況の中でも、どうにかこうにかやり過ごして、明日も無理をして「職場に行かないと!」と自分に言い聞かせていのではないでしょうか?
または体調不調から、「まさか自分はうつではないか?」と不安で気になったり、大切な家族のどなたかや、職場の仲間の事を心配されている方もいらゃるのではないでしょうか?
日本はバブル崩壊後の経済の長期低迷や少子高齢化の加速などから、社会構造や家族機能に変化が生まれ、企業での働き方や家族の形、価値観やライフスタイルが多様になってきたと言われています。
景気循環と自殺者数とは相関関係にあり、社会経済情勢に働くひとの健康状態は強く左右されると言えます。日本人の死因を調べた国の調査では、働く年代(15歳~60歳)において、20代と30代の死因第1位が自殺であり、40代においても死因の第2位となっており、また男性が女性の約2倍近くの数に及んでいます。社会や企業の中核である働き盛りの男性にとって自殺が深刻な問題であり、国や企業もメンタルヘルス対策をとりつつある状況です。
しかし2007年の調査では、働く方の6割近くが「強い不安、悩み、ストレスがある」と回答し、また企業の約4割が、メンタルヘルス対策のやり方が分からないので取り組んでいないと回答した状況でした。その後、ストレスチェック制度(ストレスチェック)を始めとした対策は講じられておりますが、経営者や働く方の認識の変化、社内での制度や体制の構築が浸透しているとは言い難い現状です。
精神科臨床では、自殺問題が大きな課題として立ちはだかり、特に近年は働く男性が逃げ場がなくなりアルコール問題を合併して身体を壊したり、「死ぬ以外方法がない」と思い詰めて自分を傷つける行動を起こしてしまう危険性が指摘されております。
働く現場はストレスに溢れています。多少のストレスは人生のスパイスとなり、活性につながる事もあります。しかし、過剰なストレスが慢性的に持続すると、身体の調子を崩し、最終的には精神症状や問題行動に至る事が心配されます。
忙しいからと言って、自分をすり減らし、身体症状のサインを軽視しないで下さい。もし少しでも「以前の自分とは違う感じがする」と感じる事が続くようなら、迷わず身近な専門医に相談される事をおすすめします。
当院では、これまでうつ病者の復職支援(リワーク)を通して支援してきた経験も活かし、うつ病・うつ状態の治療と復職に向けた実効的なアドバイス通して、回復支援を行っていきます。
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