子どものうつ

このページを読まれている方は、
今現在、お子さんの事で悩まれている親子さんだと思います。お子さんがいつもと違い表情が暗くて元気がない、イライラして怒りっぽかったり、理由は分からないけど学校に行かなくなったりと、気になる症状や言動があり気が気でない状況かもしれません。

目次

子どものうつの現在

近年、海外に遅れ国内でも子どものうつ病の報告が増えてきておりますが、未だ臨床現場では診断が難しく、その子の発達段階や個の特性を含めた縦断的な観察や、家族などからの間接的情報を包括して診断する事になります。

思春期以降、特に16歳を超えると大人と同じくらいの頻度で発病すると考えられております。
標準的な診断ツールの不足、精神療法や薬物療法における知見の少なさなどもあり、現状では国内の診断と治療のガイドラインを参照にしながら治療にあたっていきます。

子どものうつの診断と治療

16歳以降はほぼ大人と同じ診断評価で良いと言われておりますが、それより小さなお子様には大人と同じ診断基準を当てはめるのが難しいのです。大人と違い子どもに特徴的な症状の現れ方があるのです。また薬物治療を行うにしても大人と全く同じ治療のやり方を当てはめる訳にもいきません。

加えてADHDや不安障害など他の疾患を合併していたり、家族の誰かがうつになっている事が影響している場合もあり、家族の方の治療を並行して行う事もあります。また思春期の心の混乱などが影響している場合も多く、焦らず本人の成長過程を支えていく事が必要になるのも治療の特徴の一つです。

当院では個々の成長や発達していける過程を尊重しつつ、実際の治療にあたっては、基本的には生活指導や心理教育、面接を通して症状の観察を行い、周囲の環境に働きかけて経過を見ていきます。それでも改善がない場合、もしくは治療として薬物療法が望ましいと判断される時は、相談の上でお薬を使う事もあります。

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